鳥栖市立石町 綾部テル子さん(大10生)

 ほら、何か、時鳥が、

うちあたりはお母さんは

「かっちゃん何とか」て鳴くてから、

言いよったですもんね。

髪ばお母さんが解いてやいよったばってんが、

もう解けとんうちに逃げていったけんが、

「あぎゃんして、さわぎよっと」

ち言(ゅ)うてから、聞きよったですよ。

[五八 片脚脚絆]

(出典 鳥栖の口承文芸 P83)

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