唐津市高島 野崎力蔵さん(明45生)

 胡麻の殻でふいとってね、聞く人によってね、

五万の瓦てふいたて思って、

「とってもこりゃあ、お城みたいな家じゃなかろうか」て言うごて。

見たところが胡麻の殻でふいた、

乞食の入(はい)るごつある家じゃったて。

(出典 未発刊)

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