鹿島市古枝字中尾 細竹勇次郎さん(大15生)

  猫と鼠は同(おんな)じ、鼠が猫に日(ひ)にちば

嘘言(すらごと)言うて、自分がその、

牛の鞍に乗って、その鼠が行ったち。

そいで、着いた途端に鼠が、もう、鼠が跳うで

一番になったもんだから、鼠から牛。

そして猫はもう、すんでから来たもんじゃから、

「猫の年の十三か月」て言う。

そいけん、猫は鼠ば捕っち。

[大成 一二 十二支の由来(AT二七五)]

(出典 未発刊)

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