佐賀市長瀬町 納富信子さん(大14生)

  冬の寒か時、病気のお父さんが、

「鯉こく食べたか」て、言うけんが、氷のくう(とても)張っている池で、

氷ば割ろうですっばってん、氷がなかなか厚くて割れんて。

そいで、氷の上に寝て氷ば溶かして、取ってきたて。

そいで、親孝行でけたて。

(出典 さが昔話 P106)

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