吉野ヶ里町田手村 重松シツエさん(明43生)

 柴刈りに行って、薪(まき)ば取ってきて。

そうしてあの、大抵、お米ば、ほら、

餅搗こうでてね、しんさっばってんが、

薪の燃(む)えんじやったけんね。

そいでもう、ちょっとそのまま、いっちぇてさい。

そいぎもう、あぎゃんと、亀が、

「お米でとんさい」て。  (未完)

[大成 二〇四A 大歳の客AT六一五]

(出典 未発刊)

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