嬉野町皿屋　宮崎マツノさん（明36生）

　カッポウ鳥は、明日良い天気の時、

「カッポウ、カッポウ」と鳴くといいます。

帰って来てみたら、子供がいないから、

もう、脚絆（きゃはん）、昔ゃその脚絆を履いていましたね。

あれをほどいて、ほどく暇が無くて、片一方だけ見て、

子供を捜して歩くからね。

そして、カッポウ鳥の足は何とかと聞いていましたね。

（出典　嬉野の民話　P53）

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