嬉野町大舟 一ノ瀬寅六さん(明37生)

 お釈迦さんの話で、あの死に際(ぎわ)に、

お見舞いに行った時にでしょう。

雀は、汚れたまま、来ていたけど、

燕は紅つけ、鉄漿つけして来て、遅かったそうです。

それで、

「雀は穀物食え。あいどん、燕はわが虫けらどん食え」と燕に言われました。

そいばっかい【それでおしまい】。

(出典 嬉野の民話 P21)

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