嬉野町中不動　宮崎キヨさん（明35生）

　親の死に目にも合わんごと燕どんは、おしろいつけて、

しよらしたけんが間に合わんやった。

雀どんは、そのままして行きゃったぎぃ、間に合わしたけん、

「お前は米ば食べてよか」ち。

燕には、

「虫けらどん食べてよか」と、言わしたと。

そいばっかい【それでおしまい】。

（出典　嬉野の民話　P21）

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