嬉野町春日 兩岡カチさん(大3生)

  むかし。

あるところに、兎どんと亀どんがおったと。

向こうの山まで、かけっこすることになった。

兎どんは亀どんがのろいから、途中で昼寝した。

亀どんはノロノロとおそかったが休まなかったので、

昼寝している兎どんを追い越して勝ったと。

そいばあっかい【それでおしまい】。

(出典 嬉野の民話 P42)

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