鳥栖市本町 宇木アキノさん(明38生)
えらーいこっつぁんこっちでね。
お手であの水をかいて、ブッカンブッカンきたのをね、
抱きあげて、そして、よいしょ、
よいしょと家(うち)持って帰ったち言うようにね、
こう色つけて、話すわけですよね。
そすと、喜ぶわけ。
こうしてね、爺ちゃんに言うて、割って、パチンと割れたら
中からね、大きな赤ん坊が、オギャオギャーとね、
出て来たち言うて、話すわけですたいね、色つけて。(未完)
(西南大の資料)
[一四三 桃の子太郎(cf.AT五一三A)]
(出典 鳥栖の口承文芸 P110)
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