武雄市西川登矢筈 松尾ハルさん(大5生)

 女の人が妊娠したけど死んだので、

墓に埋めてあったそうです。

そうしたら、墓の中で子供が生まれたので、

その人が、幽霊になって、毎晩、飴を買いにきて、

そうして、墓に持って帰って、

生まれた赤ちゃんに舐めさせていたそうです。

それで、妊娠した人が死んだら、

お腹の中の子供は出して埋めないといけない、

ということを昔は言いよったよ。

(出典 佐賀県文化財調査報告書 第71集「~矢筈・神六の民俗~」p111)

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