多久市北多久町中ノ原 飯盛康晴さん(明43生)

 旅人が宿屋に来たので、

その、お手打ちちゅうぎにゃあ【というと】、

こう、殺すとと、

その、うどんば手打ちすっとと、

こう、混同したごとして、

相手方が

きゃあ間違(まちご)うたごたっ【ようだ】。

そういう話は聞いたごたっこともあっですよ。

そりゃあ昔の話。

[大成 四一五 本殺しと半殺し]類話
(出典 多久・飯盛翁が語る佐賀の民話 P39)

標準語版 TOPへ