多久市北多久町中ノ原 飯盛康晴さん(明43生)
野狐がお産すっ時、その産婆さんが行ったもんだから、
「その、がんして難産じゃいけんきて下さい」ち言(ゅ)うて、
【その時は小銭婆(こぜんぼ)さんて言いよったですね。】
その小銭婆さんに行って、そして、お産をして貰ったということを聞いとったが。
[大成 二八六 狐のお産]
(出典 多久・飯盛翁が語る佐賀の民話 P23)
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