佐賀市大和町松梅地区(名尾)中原ヨシエさん

弁財天さんと百足と蛇

弁財天さんと百足と蛇

弁財天(べんじゃ)さんが、何かの急用があって、

最初に百足(むかで)にお使いを頼まれた。

しかし、百足は足が四十八本もあるから、

足半【かかとの部分がない草履】を履くのに時間がかかって、

なかなか出かけようとしないそうです。

だから、弁財天さんは、蛇は足が無く何も履くことが要らないから、

そのお使いを蛇に頼んだそうです

それで、今でも弁財天さんのお使いは蛇だそうてす。それも白い蛇と言うことです。

(出典 大和町の民話 P20)

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