佐賀市大和町松梅地区(柚木)荒木鹿一さん
苔谷山の長者と大黒さん
昔、苔谷山に長者がいて、
「自分の家に、たくさんの人がやって来て、お金がかかるから、どういう風にしたら来なくなるだろうか」と大黒さんに聞かれた。
大黒さんは、「足半【かかとがない草履】を東に向いて仰ぐと誰も来なくなる」と言われたと。
それで、そのようにしたら誰も来なくなり、家は潰れてしまったそうです。
人が寄り付くところでないと、家は栄えないと言う例でしょう。
(出典 大和町の民話 P11)
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