佐賀市大和町国分 馬渡 種次さん(明32生)
淀姫さんの楠の木がですね、
川上の上の方にある文殊様ですね、
あの付近まで枝が伸んでおったと言う話です。
繁ってですね、川ば、跨(またが)ってくさんたぁ、
川の左側までいたとったて。
そいば【それを】、鎮西八郎為朝が名護屋橋からさい、
弓を引いてね、それを的にして当てたて言う話は聞いたことのあっ。
(出典 新佐賀市の民話 P20)
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