チョウヒン鳥 作:花山院路子

チョウヒン鳥 作:花山院路子

佐賀市川副町大詫間 泉 祝さん(年齢不詳)

 むかし、むかし。

潮が満ちて来る時に

チョウヒン鳥が飛んで来て、

「チャリン、チャリン」と、鳴いていました。

それは、チョウヒイン鳥は親不孝ばかりしていて、

親が死んだ時、潟岸に捨ててしまったのです。

それで潮が満ちてくると、親が流されてしまうから、

「親不孝しよった。親不孝しよった」と、

悲しげに鳴くそうです。

(出典 佐賀の民話1集 P113)

佐賀弁版 TOPへ