佐賀市久保田町町西 辻 エツさん(明39生)

 太郎丸と次郎丸と言う二人の若君さんが、

閉じ込められた島から逃げてここに流れ着いたらしいです。

お宮のすぐ側に、太郎丸と言う土地が残っているんです。

昔は、そこまでが海じゃったそうです。

 そして、そのまま、ここに残って、村の人に、

読み書きやいろいろと教えたり、村人の相談に乗ったりして、

村のために尽くされたそうです。

 その徳を慕って祀ったのが、太郎次郎神社だそうです。

(出典 新佐賀市の民話 P53)

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