神埼町山田 石井保一さん(大8生)

 むかし。

あの、二番娘(がか)が、それば子ば結局は、

味噌豆搗く時分に邪魔なんもんじゃい、

釜入れて炊きよったもんなたあ。

そいばその、結局は知らじその、通いぬけたち。

そうしたところが、後からそがんして

知ったという話じゃっけん、結局は、

そがんして豆ば煮っ時分な、そげぇ行たて、立ち戻ってでん食わんばらんて。

[大成二一九 縦子の釜茹 cf.AT七五一]

(出典 未発刊)

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