三田川町伊保戸箱川 中島繁雄さん(明448生)

 雀はお釈迦さんが、臨終で、

そういうつかつかいう事態を早う知ったわけ。

そいで、じきあの、お釈迦さんの宿さい行たから、

「お前(まや)、何でもよか。米でん食べてよか」ち。

燕は、見てのとおりのごと紅付け、

鉄(か)奨(ね)付けちゅうたごとして、

一番最後だったそうです。そいで、

「わが、虫けらどん食うとけ」て、

言う話は聞きました。

[大成 四七A 雀孝行]

(出典 未発刊)

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