神崎郡吉野ヶ里町力田 中川政江さん(大14生)

 猿が尻尾で釣いよって。

そいぎい、いつまってん[いつまでも]下(さ)げとって、

そいが自然と氷が張って。

そして、尻尾を上ぎゅうで[あげようと]したら、

あの、氷の張っとっけんですね、

尻尾が取れじぃ、尻尾が切れとりゃせんやろかねぇ。

                           [大成 三 川獺と狐(AT二)]

(出典 吉野ヶ里の民話 P9)

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